電子インボイス閲覧システム利用規定
(実施日:2025年4月15日)
電子インボイス閲覧システム利用規定(以下、「本規定」という。)は、JAバンクが提供する「電子インボイス閲覧システム」(以下、「本システム」という。)をご利用いただく際の取扱いにつき定めるものです。
第1条(定義)
本規定上で使用する用語の定義は、次に掲げるとおりとします。
(1)JAバンク
JA(農協)・JA信農連・農林中央金庫により構成された、実質的にひとつの金融機関として機能するグループの名称を指します。以下の条文中の「JAバンク」とは、お客さまと直接お取引しており、かつお客さまに対し利用者IDを発行している法人であるJA(農協)またはJA信農連を指します。
(2)利用者ID
利用者IDとは、お客さまが、本システムにログインするために最初に作成していただくIDです。複数のJAまたはJA信農連とのお取引ごとに本システムをご利用される場合は、その都度、新たな利用者IDを作成する必要があります。
(3)パスワード
パスワードとは、利用者IDに対応して設定いただくものです。
(4)ログイン
ログインとは、利用者IDおよびパスワードを入力することで、利用者IDに紐づいたお取引情報の利用を可能とすることです。
(5)ログアウト
ログアウトとは、本システムのログイン状態を解除することを言います。
第2条(本システムの概要)
本システムが提供する主なサービスは以下のとおりです。
(1)インボイス閲覧
お取引にもとづき交付されたインボイスをJAバンクの定める期間内において閲覧できます。
(2)通知メール設定
インボイスが交付されたタイミングでお知らせメールを受領するためのメールアドレスを登録できます。
第3条(利用対象者)
本システムをご利用いただける方は、JAバンクとお取引があり、本規定の内容を十分に理解したうえで本規定に同意し、所定の利用登録を行い、かつJAバンクが当該登録を承諾した本邦居住の法人、非営利団体、その他事業体(個人事業主を含む)のみとします。
第4条(本システムの利用登録)
- 1. 本システムを初めてご利用する場合は、本システムのログイン画面よりJAバンクが通知した利用者IDおよびパスワードを入力し、本システムにログインください。
- 2. ログイン後は、パスワードをお客様ご自身で変更することが可能です。また、お客さまの端末の生体認証機能を許可しても、生体認証の利用はできません。
第5条(手数料等)
- 1. 本システムの利用は無料です。
- 2. 交付されたインボイスの閲覧、ダウンロード等、本システムの利用にかかる通信費等はお客さまのご負担になります。
第6条(本規定への同意)
- 1. お客さまは、本規定を理解し同意した上で、本システムを利用できるものとします。
- 2. お客さまが、本システムを利用した時点で、お客さまとJAバンクとの間で、本規定の諸規定に従った利用契約が成立するものとします。
- 3. お客さまが未成年者である場合には、親権者その他の法定代理人の同意を得たうえで、本システムをご利用ください。
- 4. 未成年者のお客さまが、法定代理人の同意がないにもかかわらず同意があると偽りまたは年齢について成年と偽って本システムを利用した場合、その他行為能力者であることを信じさせるために詐術を用いた場合、本システムに関する一切の法律行為を取り消すことは出来ません。
- 5. 本規定の同意時に未成年であったお客さまが成年に達した後に本システムを利用した場合、当該お客さまは本システムに関する一切の法律行為を追認したものとみなされます。
第7条(ご利用に際しての注意事項)
- 1. お客さまは、本システムの利用に際して登録した情報(以下「登録情報」といいます。メールアドレスや利用者ID・パスワード等を含みます。)について、自己の責任の下、登録、管理するものとします。お客さまは、これを第三者に利用させ、または貸与、譲渡、名義変更、売買などをしてはならないものとします。
- 2. JAバンクは、登録情報によって本システムの利用があった場合、利用登録をおこなった本人が利用したものと扱うことができ、当該利用によって生じた結果ならびにそれに伴う一切の責任については、利用登録を行った本人に帰属するものとします。
- 3. 登録情報の管理は、利用者が自己の責任の下で行うものとし、登録情報が不正確または虚偽であったために利用者が被った一切の不利益および損害に関して、JAバンクに帰責事由がある場合を除きJAバンクは責任を負わないものとします。
- 4. お客さまは、登録情報が盗用されまたは第三者に利用されていることが判明した場合(その恐れがある場合を含みます。)、その旨をJAバンクにお知らせいただくとともに、JAバンクの指示に従うものとします。
- 5. お客さまは、本システムを利用している端末が、コンピューターウィルスや不正プログラムに感染しないよう、セキュリティ対策ソフトを導入するなどのセキュリティ対策を行ってください。
第8条(禁止行為)
本システムの利用にあたり、お客さまは、次に掲げる行為を行ってはならないものとします。また、第三者に当該行為を行わせることも禁止します。
- (1)JAバンクまたは第三者の知的財産権を侵害する行為
- (2)JAバンクまたは第三者の名誉・信用を毀損または不当に差別もしくは誹謗中傷する行為
- (3)JAバンクまたは第三者の財産を侵害する行為、または侵害する恐れのある行為
- (4)JAバンクまたは第三者に経済的損害を与える行為
- (5)JAバンクまたは第三者に対する脅迫的な行為
- (6)コンピューターウィルス、有害なプログラムの使用またはそれを誘発する行為
- (7)本システムを、販売、配布または開発等の私的使用以外の目的で使用する行為
- (8)本システムの複製、送信、売却、譲渡、貸与、承継、修正、変更、改変、翻訳または翻案等をする行為
- (9)本システムの逆アセンブル、逆コンパイル、リバースエンジニアリング、および本システムのソースコード・構造・アイデア等を解析するような行為
- (10)その他前各号に準じ、JAバンクが不適切と判断する行為
第9条(規定違反時の措置等)
お客さまが本規定に違反し、または違反するおそれがあるとJAバンクが判断した場合には、JAバンクはお客さまに対して、いつでも本システムの使用を停止または禁止させることができるものとします。
第10条(本システムの変更、中断および終了等)
- 1. JAバンクは、お客さまへの事前の予告なく、いつでも本システムの内容の変更、中断、終了ができるものとします。
- 2. JAバンクは、必要と判断した場合、お客さまへの事前の予告なく、いつでもお客さまの本システムの全部または一部の利用を停止する措置を取ることができるものとします。
- 3. 本条項に基づきJAバンクが実施した行為により、お客さまに生じた損害について、JAバンクは一切の責任を負いかねます。
第11条(個人情報等の取り扱い)
お客さまの個人情報等の取扱いについては、以下のとおりです。
JAバンクは、本システムの運営上必要な範囲内で、本システムを通じてお客さま情報(個人情報保護法第2条で定める個人情報を含みます。)を取得します。
(1)取得する情報の例
メールアドレス
アカウント情報(利用者ID、パスワード)
氏名
生年月日
住所
その他お客さまが本システムを使用し入力・登録した情報
ブラウザ情報
(2)利用目的
JAバンクは、取得したお客さまの個人情報を、JAバンクの個人情報保護方針等に記載した利用目的のほか、以下の1の業務において、以下の2の利用目的の達成に必要な範囲内で利用いたします。
1 業務内容
- (a) インボイス交付に係る業務およびこれらに付随する業務
- (b) その他JAバンクが営むことができる業務およびこれらに付随する業務(今後取扱いが認められる業務を含む。)
2 利用目的
JAバンク、JAバンクの関連会社、提携会社(団体)の金融商品やサービスに関し、下記の目的のために利用いたします。
- (a) 系統信用事業に関する諸機能提供、指導、企画、管理、調査・研究等のため
- (b) 他の事業者等から個人情報の処理の全部または一部について委託された場合等において、委託された当該業務等を適切に遂行するため
- (c) お客さまとの契約や法律等に基づく権利の行使や義務の履行のため
- (d) ダイレクトメールの発送等、金融商品やサービスに関する各種ご提案のため
- (e) 提携会社(団体)等の商品やサービスの各種ご提案等のため
- (f) 各種お取引の解約やお取引解約後の事後管理のため
- (g) 本システムにおけるお客さまの登録、ご本人様確認および不正利用防止のため
- (h) 本システムのサービス提供・維持・品質向上のため
- (i) お客さまからのお問合せ対応等に活用するため
- (j) インボイスの交付に伴う通知メール送信のため
- (k) その他、お客さまとのお取引を適切かつ円滑に履行するため
(3)個人情報の第三者提供
JAバンクが、本システムにてお客さまより取得したお客さまの個人情報については、お客さまの同意なく第三者に提供することはいたしません。
ただし、以下の場合は除くものとします。
- (a) 特定した利用目的の達成に必要な範囲内において、お客さま情報の全部または一部を外部に委託する場合
- (b) お客さまが本システムの利用規定に違反する行為を行い(行うおそれがある場合を含みます。)、当該行為に対してJAバンクが必要な措置をとる場合
- (c) 法令に基づく場合
- (d) 人の生命、身体または財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難である場合
- (e) 公衆衛生の向上または児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難である場合
- (f) 国の機関もしくは地方公共団体またはその委託を受けたものが、法令の定めを遂行することに協力する必要がある場合であって、本人の同意を得ることによりその遂行に支障を及ぼすおそれがある場合
- (g) 第11条(2)に定める利用目的の範囲内において、JAバンク(本項においては農林中央金庫を含む)内でお客さまの個人情報を共有する場合
- (h) 本システムの提供に必要な範囲内において、接続事業者とお客さまの個人情報を授受する場合
(4)個人情報の取扱いの委託
JAバンクは、お客さまから取得した個人情報の全部又は一部の取扱いを第三者に委託(個人情報を含むデータの管理を委託する場合などを指します。)することがあります。
この場合、JAバンクは、当該委託先において個人情報の適切な安全管理が図られるよう、必要かつ適切な監督を行います。
(5)個人情報保護方針等
JAバンクの個人情報保護方針等は、JAバンクのホームページ等からご確認ください。本個人情報保護方針(プライバシーポリシー)と本利用規定が異なる場合には、本利用規定が優先するものとします。
(6)安全管理体制
JAバンクは、取り扱う個人データの漏えい、滅失または毀損の防止その他の個人データの安全管理のため、安全管理に関する取扱規程等の整備および実施体制の整備等、十分なセキュリティ対策を講じるとともに、利用目的の達成に必要とされる正確性・最新性を確保するために適切な措置を講じます。具体的な安全管理措置の概要は以下のとおりです。
(個人データの取扱いに係る規律の整備)
・取得、利用、保存、提供、削除、廃棄等の段階ごとに、取扱方法、責任者・担当者及びその任務等に関する規程等を制定しています。
(組織的安全管理措置)
・ 個人データの取扱いに関するデータ管理者を設置するとともに、個人データを取り扱う職員及び当該職員が取扱う個人データの範囲を明確化し、取扱いに不備が見られた際にはデータ管理者の指示のもと是正する態勢を整備します。
(人的安全管理措置)
・個人データの取り扱いに関する留意事項について、職員に定期的な研修を実施します。
(物理的安全管理措置)
・個人データの取り扱いは入退室管理等のあるエリアで行われ、個人データを取り扱う機器、電子媒体及び書類等の盗難・紛失等を防止するための措置を講じます。
(技術的安全管理措置)
・アクセス制御を実施して、担当者及び取り扱う個人データ等の範囲を制限します。
・個人データを取り扱う情報システムを外部からの不正アクセス又は不正ソフトウェアから保護する仕組みを導入します。
・定期的なアクセス・操作ログの確認を通じて個人データへの不正アクセス・不正利用等がないことを確認します。
第12条(お客さまの負う責任)
- 1. お客さまと他のお客さまとの間の紛争およびトラブルについて、JAバンクは一切責任を負わないものとします。お客さまと他のお客さまでトラブルになった場合でも、両者同士の責任で解決するものとし、JAバンクには一切の請求をしないものとします。
- 2. お客さまは、本システムの利用に関連し、他のお客さまに損害を与えた場合または第三者との間に紛争を生じた場合、自己の費用と責任において、かかる損害を賠償またはかかる紛争を解決するものとし、JAバンクには一切の迷惑や損害を与えないものとします。
- 3. お客さまの行為により、第三者からJAバンクが損害賠償等の請求をされた場合には、お客さまの費用(弁護士費用を含む。)と責任でこれを解決するものとします。当該請求に基づきJAバンクが、当該第三者に対して、金銭の支払いを余儀なくされた場合には、お客さまは、JAバンクに対して当該金銭を含む一切の費用(弁護士費用を含む。)を支払うものとします。
- 4. お客さまが本システムの不適切な利用に関連してJAバンクに損害を与えた場合、お客さまの費用と責任においてJAバンクに対して損害を賠償(弁護士費用を含む。)するものとします。
第13条(免責事項)
- 1. JAバンクは、お客さまの本システムの利用環境について一切関与せず、また一切の責任を負いません。
- 2. JAバンクは、本システムがお客さまの特定の目的に適合すること、期待する機能・商品的価値・正確性・有用性を有すること、お客さまによる本システムの利用がお客さまに適用のある法令または業界団体の内部規則等に適合すること、および不具合が生じないことについて、何ら保証するものではありません。
- 3. JAバンクは、本システムが全ての情報端末に対応していることを保証するものではなく、本システムの利用に供する情報端末のOSのバージョンアップ等に伴い、本システムの動作に不具合が生じる可能性があることにつき、お客さまはあらかじめ了承するものとします。JAバンクは、かかる不具合が生じた場合にJAバンクが行うプログラムの修正等により、当該不具合が解消されることを保証するものではありません。
- 4. JAバンクは、本システムを利用したことにより直接的または間接的にお客さまに発生した損害について、JAバンクに帰責事由がある場合を除き一切賠償責任を負いません。
- 5. JAバンクは、お客さまその他の第三者に発生した機会逸失、業務の中断その他いかなる損害(間接損害や逸失利益を含みます。)に対して、JAバンクが係る損害の可能性を事前に通知されていたとしても、一切の責任を負いません。
- 6. 第1項乃至前項の規定は、JAバンクに故意または重過失が存する場合には適用しません。
- 7. 前項が適用される場合であっても、JAバンクは、過失(重過失を除きます。)による行為によってお客さまに生じた損害のうち、特別な事情から生じた損害については、一切賠償する責任を負わないものとします。
第14条(お客さまによる本システムの利用終了)
- 1. お客さまは、JAバンク所定の方法により、いつでも本システムの利用を終了することができます。本システムの利用を終了したお客さまは、当該終了時点から本システムを利用することができなくなります。
- 2. JAバンクは、本条に基づく本システムの利用終了について、お客さまに生じた損害について一切の責任を負いません。
- 3. お客さまは、本システム利用終了後も、JAバンクおよびその他の第三者に対する本利用契約上の一切の義務および債務(損害賠償を含みますが、これに限りません。)を免れるものではありません。
- 4. JAバンクは、お客さまが本システムの利用を終了した後も、当該お客さまがJAバンクに提供した情報を保有・利用することができるものとします。
- 5. お客さまが本システムの利用を終了した場合、お客さまは、JAバンクの裁量により、本システム上の一切のサービスが消滅することに同意するものとします。
- 6. 本システム利用終了後、再度本システムの利用を希望する際は、お客さまは以前のデータが引き継がれない場合があることを予め承諾するものとします。
第15条(本規定の変更)
- 1. JAバンクは、本規定の内容について変更することがあります。
- 2. 前項による本規定の変更は、本システム内で公表するなどJAバンク所定の方法により告知し、告知の際に定める変更日から適用されるものとします。
- 3. お客さまは、本規定変更後、本システムを利用した時点で、変更後の本規定に異議なく同意したものとみなされます。
第16条(関係規定の適用・準用)
本規定に定めのない事項については、JAバンクとお客さまとの間で適用される各規定により取り扱います。これらの規定と本規定との間に差異があるときには、本システムに関しては本規定を優先して適用するものとします。
第17条(権利譲渡の禁止)
- 1. お客さまは、本規定上の地位および本規定に基づく権利または義務の全部または一部を第三者に譲渡することや、利用させることはできないものとします。
- 2. JAバンクは、本システムの全部または一部をJAバンクの裁量により第三者に譲渡することができ、その場合、譲渡された権利の範囲内でお客さまのアカウントを含む、本システムにかかるお客さまの一切の権利が譲渡先に移転するものとします。
第18条(知的財産権等について)
本システムにかかる著作権等の一切の知的財産権はJAバンクまたは正当な権利を有する第三者に帰属します。
第19条(システムの同時終了)
お客さまが利用者IDの登録を解除した場合やお客さまとJAバンクの間の取引が終了した場合は、本システムの利用も終了するものとします。
第20条(分離可能性)
本規定のいずれかの条項又はその一部が、消費者契約法その他の法令等により無効又は執行不能と判断された場合であっても、本規定の残りの規定および一部が無効又は執行不能と判断された規定の残りの部分は、継続して完全に効力を有するものとします。
第21条(準拠法)
本規定の有効性、解釈および履行については、日本法を準拠法とし、日本法に従って解釈されるものとします。
第22条(お問い合わせ窓口)
本システムに関するお問合せ先は、本システム内の適宜の場所やJAバンクのWebサイト等、JAバンクが適切と判断する場所に記載するものとします。
以 上
附則(2024J革特発第2240号)
(実施日)
この利用規定は、2025年4月15日から実施する。